JALカードの年会費に4,950円(税込)をプラスして加入するとJALマイルが2倍たまるようになる「ショッピングマイル・プレミアム」。
マイルが2倍貯まるのは魅力的ですが、はたして追加の年会費を払ってまで入会する価値があるのか?
年会費の元が取れるかどうかという観点を中心にショッピングマイル・プレミアム入会の必要性について解説します。
- JALカードの年間利用額が495,000円を超える人
- JALカード特約店の年間利用額が損益分岐点を超える人
- JMB WAONでマイルを貯める人
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JALカードでマイルが2倍たまるショッピングマイル・プレミアム

「ショッピングマイル・プレミアム」に入会するとJALカードの支払いで貯まるマイル(ショッピングマイル)が2倍になります。

JALカードのマイル還元率は通常だと0.5%(200円=1マイル)なので、そのままではJALマイルを貯めるクレジットカードとしては優秀な部類ではありません。
JALカードの決済でマイルを貯めるならショッピングマイル・プレミアムに入会してマイル還元率を1%(100円=1マイル)にアップするのが必須となります。
JALカード特約店はショッピングマイルプレミアムでマイルが4倍貯まる

JALカードが提携する特約店(JALカード特約店)ならJALカードで決済するだけでマイルが通常の2倍になります。
ショッピングマイル・プレミアムに入会しているとさらに2倍になるので、合わせて4倍の100円=2マイル(2%)が貯まります。

クレジットカードの決済でJALマイル還元率が2%になるのはこのケースだけなので、JALカード特約店での利用がJALカードを上手に活用するコツです。
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JALカード ショッピングマイル・プレミアムの年会費

ショッピングマイル・プレミアムの入会にはカード年会費とは別に4,950円(税込)の年会費がかかります。
家族カードを発行している場合は、本会員が入会していれば家族会員も自動的にショッピングマイル・プレミアムの対象になります。
JALカードには「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」の4つのカードグレードがありますが、カードグレードによってショッピングマイル・プレミアムの年会費の扱いが異なっています。

CLUB-Aゴールドカードとプラチナはショッピングマイル・プレミアムに自動入会(年会費無料)となっているので、追加で年会費を払う必要がありません。
4,950円(税込)の年会費を追加で払って入会するのは普通カードとCLUB-Aカードのみです。
つまり、追加で年会費を払ってまで入会するべきか?という悩みは普通カードとCLUB-Aカードに限定した話になります。
JALカード ショッピングマイルプレミアム入会の価値を損益分岐の観点で考える
普通カードとCLUB-Aカードの場合、ショッピングマイル・プレミアムの年会費4,950円(税込)の元が取れるかどうかが、入会するかしないかの判断基準にになります。
せっかく入会してもJALカードを使う頻度が少ないと無駄になる場合もあるので、どのくらいJALカードを使えば元が取れるのかの損益分岐点を知ったうえで、JALカードの年間利用額と照らし合わせて入会の判断をすると良いでしょう。
1マイルの価値を2円として損益分岐点を試算
損益分岐を計算するにあたって、JALマイルの1マイルの価値を2円とします。
dポイントやPontaポイント、永久不滅ポイントといったメジャーなポイントからのJALマイル交換レートが金額換算で50%になっていることから1マイル=2円としています。
5,000ポイント(5,000円相当)=2,500マイル

1ポイント(1円相当)=0.5マイル

200ポイント(1,000円相当)=500マイル

JALマイルを国際線の特典航空券に交換すると1マイルが10円以上の価値になることもあるので、1マイル=2円で計算しておけば損することはありません。
1マイル=2円とした場合、4,950円(税込)の年会費をマイル数に換算すると4,950円÷2円=2,475マイルです。
ショッピングマイル・プレミアムに未入会の場合と入会した場合の獲得マイル数を比較して、その差が2,475マイル以上になれば元が取れる=入会した方が良いことになります。
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一般店舗(JALカード特約店意外)利用の損益分岐点は年間495,000円
JALカード特約店以外の一般的な店舗のみでの利用を前提とした場合の損益分岐点は、年間利用額で495,000円になります。
損益分岐点となる年間利用額 | 495,000円 |
入会の獲得マイル(1%) | 4,950マイル |
未入会の獲得マイル(0.5%) | 2,475マイル |
差 | 2,475マイル |
12ヶ月で割るとひと月あたり41,250円です。
この金額以上にJALカードを利用する人は、問答無用でショッピングマイル・プレミアムに入会した方がお得です。
JALカード特約店利用の損益分岐点は年間247,500円
JALマイルが2倍貯まるJALカード特約店のみでの利用を前提とした場合の損益分岐点は、年間利用額で247,500円です。
損益分岐点となる年間利用額 | 247,500円 |
入会の獲得マイル(2%) | 4,950マイル |
未入会の獲得マイル(1%) | 2,475マイル |
差 | 2,475マイル |
12ヶ月で割るとひと月あたり20,625円です。
この金額以上をJALカード特約店で利用する機会がある人はショッピングマイル・プレミアムに入会した方がお得です。
JALカード特約店は日本全国にあって、そのジャンルは旅行、買い物、暮らし、美容・健康・医療、宿泊、ゴルフ場、レストランなど多種多様なので、JALマイルを積極的に貯めている人なら、このくらいの利用額は見込めるのではないでしょうか?
JALの航空券購入や機内販売もJALカード特約店扱いなので、旅行や帰省でJALの飛行機を使う人なら難なく損益分岐点をクリアできるでしょう。
JALカード特約店を積極的に利用することは効率良くマイルを貯めるために欠かせない重要なテクニックなので、JALマイラーならショッピングマイル・プレミアムに入会してJALカード特約店をフル活用することをおすすめします。
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マリオットアメックスやセゾンアメックスを持っている場合の損益分岐点
マリオットアメックスカード(還元率1.25%)とセゾンアメックスカード(還元率1.125%)はJALカードよりもマイル還元率が高いことで知られるクレジットカードです。
これらのカードを持っている場合、一般的な店舗ではマリオットアメックスやセゾンアメックスの方がマイル還元率が高いので、JALカードの使いどころはJALカード特約店に限られます。
従って、JALカード特約店での年間利用額からショッピングマイル・プレミアム入会の必要性を判断しましょう。
この記事ではJALカードを既に持っていることを前提としているので、JALカードの年会費を度外視して損益分岐を計算しています
マリオットアメックスカードを持っている場合の損益分岐点は年間330,000円
マリオットアメックスカードを持っている場合、JALカード特約店での年間利用額が330,000円以上を見込める場合は入会した方が有利になります。
損益分岐点となる年間利用額 | 330,000円 |
ショピングマイルプレミアム入会(2%) | 6,600マイル |
マリオットアメックス(1.25%) | 4,125マイル |
差 | 2,475マイル |
セゾンアメックスカードを持っている場合の損益分岐点は年間約282,900円
セゾンアメックスカードを持っている場合、JALカード特約店での年間利用額が約282,900円以上を見込める場合は入会した方が有利になります。
損益分岐点となる年間利用額 | 282,857円 |
ショピングマイルプレミアム入会(2%) | 5,657マイル |
セゾンアメックス(1.125%) | 3,182マイル |
差 | 2,475マイル |
JALカード特約店での年間利用額が損益分岐点を超える見込みならショッピングマイル・プレミアムに入会して、
JALカード特約店ではJALカードを使い、
それ以外ではSPGアメックスカードやセゾンアメックスカードを使う、
という使い分けをするのがおすすめです。
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JMB WAONで効率よくJALマイルを貯めるのに欠かせないショッピングマイル・プレミアム
電子マネーの「JMB WAON」にJALカードでクレジットチャージをするとチャージと買い物で2回マイルを貯められます。

ショッピングマイル・プレミアムに入会するとクレジットチャージで貯まるマイルが100円=1マイルにアップするので、JMB WAONの利用で200円=3マイル(1.5%)貯まるようになります。
さらに、
5が付く日にミニストップで利用すれば100円=2マイル(2%)
イオンの「ありが10デー」で利用すれば100円=3.5マイル(3.5%)
でJALマイルを貯められます。
5が付く日にミニストップで自動車税や固定資産税などの税金を払ってJALマイルを貯めることは陸マイラーに良く知られたテクニックです。
JMB WAONで効率良くJALマイルを貯めるにはショッピングマイル・プレミアムへの入会が欠かせません。
JMB WAONへのクレジットチャージ利用の損益分岐点は、一般店舗(JALカード特約店意外)利用と同じく、年間利用額495,000円です。
JALマイラーなら基本的にはJALカードのショッピングマイル・プレミアム入会がおすすめ
JALカードのショッピングマイル・プレミアムは入会すべきなのか?
そんな悩みを解決するために、ショッピングマイル・プレミアム入会の必要性を解説しました。
まとめると、以下のいずれかに当てはまる人は入会することをおすすめします。
- JALカードの年間利用額が495,000円を超える人
- JALカード特約店の年間利用額が損益分岐点を超える人
- JMB WAONでマイルを貯める人
JALマイルを積極的に貯めている人ならいずれかに当てはまるんじゃないかと思うので、JALマイラーなら基本的には入会するのがおすすめということになりますね。
マイルを活用してお得に旅行したい!
世の中には知らないことがたくさんあります。
私にとっては「マイルの魅力」もそのひとつでした。
マイルに出会うことが無かったら、ビジネスクラスでハワイに家族旅行するなんてことも無かったことでしょう。
これからもマイルやクレジットカードのことを勉強して、家族との旅行をお得に楽しみたいと思います!
このサイト「マイルトリッぷらす」ではJALマイルを中心に、マイルやクレカなどの旅行に役立つ情報を発信していますので、よろしければまたお越しください。

最後までお読みくださり、ありがとうございます!
特典航空券に交換できるほどの大量のマイルってどうやって貯めれば良いの?という人は、まずはこちらの記事から読んでみてください。