もず
正式名称「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」というアメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードです。
どうして「ついに」だと思いますか?
それは、このカードの年会費が31,000円(税抜)だからです。
普通の会社員である私にとって年会費3万円のクレジットカードを持つのはたやすいことでは無く、発行に踏み切るにはそれなりの覚悟が必要です。
そんな私が、なぜこのタイミングでSPGアメックスを発行したのか?
それは、私が考える「陸マイラーの最終形態」へ進化して陸マイラー活動の幅を広げるためであり、SPGアメックスの特典に年会費3万円を超えるメリットが十分にあると感じたからです。
この記事では、陸マイラーである私の目線でSPGアメックスの魅力とメリットを徹底解説するとともに、私が発行に踏み切った理由にも触れていますので、SPGアメックスに興味がある人や発行を迷っている人はぜひ読んでみてください。
目次
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陸マイラーを魅了するSPGアメックスのメリット

「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」はホテルチェーンのマリオット・インターナショナルとの提携でアメックスが発行するプロパーカードです。
元々は「シェラトン」や「ウェスティン」、「セントレジス」といったホテルを有するホテルチェーンの「スターウッド・ホテル&リゾート(SPG)」との提携カードでしたが、マリオット・インターナショナルがSPGを買収したことで、現在はマリオット・インターナショナルとの提携カードという位置付けになっています。
通称「SPGアメックス」と呼ばれるこのカードは、持っているだけで世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルの上級会員資格(ゴールドエリート)を得られるうえに、航空会社のマイルを貯めるクレジットカードとしても最強との呼び声が高く、陸マイラーに大変人気があります。
「いつかはSPGアメックスを持ちたい」
「結局SPGアメックスに落ち着いた」
そんな声を良く耳にする、陸マイラーにとって究極のクレジットカードと言える1枚です。
年会費は31,000円(税抜)、正直って高いです。
クレジットカードの年会費としては一般的なゴールドカードよりも高いので、いわゆるステータスカードの部類に入るレベルと言えるでしょう。
それでも陸マイラーに人気がある理由は、1枚のカードでマリオットとアメックスの両方の特典を受けられるメリットにあります。
- マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格
- 優れたポイントプログラム
- マリオット・インターナショナルのホテル1泊無料特典
- 充実したアメックスの付帯サービス(空港ラウンジ利用、旅行保険、空港手荷物宅配サービスなど)
私自身もこれらの特典に対して、年会費に十分見合う、もしくはそれ以上のメリットがあると感じて発行に踏み切りました。
マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格
SPGアメックスの最大の特徴であり、最もメリットを感じられるのはマリオット・インターナショナルの会員ステイタスであるマリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy) の「ゴールドエリート」が提供されることです。
このカードに入会すると同時にゴールドエリート会員資格が付与され、カードを保有し続ける限りマリオットボンヴォイのゴールドエリートとして特典を受け続けることができるのです。
もず

マリオット・インターナショナルのホテルは、全部で30ブランド、130を超える国と地域に7,500以上もあります。

本来なら、ゴールドエリートの資格を得るには年間で25泊以上の宿泊を達成しなければなりません。
それが、SPGアメックスを持っているだけで、これらのホテルでゴールドエリートの特典を受けられるのですから、旅行好きにはたまらない大きなメリットになります。
- 客室の無料アップグレード(チェックイン時の空室状況による)
- チェックアウト時間の無料延長(14:00まで)
- マリオット・インターナショナルのホテル利用料金1米ドルにつき12.5ポイント付与(通常より25%増量)
- 無料の高速インターネットアクセス
- ポイントによるゴールドウェルカムギフト (250~500ポイント)
ゴールドエリート特典の中でも特に目をひくのは、「客室の無料アップグレード」と「チェックアウト時間の無料延長」です。
もず
チェックイン時の空室状況によるので必ずアップグレードされるわけではありませんが、ブログのレポート記事などを見る限りでは、けっこう期待できるようです。
中には「ラウンジアクセス付きのクラブフロアにアップグレードされた!」とか「スイートルームにアップグレードされた!」といったレポート記事も見かけるので、運良くそのようなアップグレードに恵まれればホテルステイの満足度が上がること間違いなしです。
私もハワイで10段階のスペシャルアップグレードを体験しました(^ ^)v
チェックアウト時間を14:00まで延長できるとホテルの使い勝手が格段に良くなります。
通常だとホテルのチェックアウト時間は午前10時か11時なので、それだと朝ごはんを食べて出発の準備をするのが精一杯ですよね。
チェックアウトが午後2時なら午前中いっぱいの時間を有効に使うことができるので、ゆっくり朝ごはんを食べたり、最後のショッピングを楽しんだり、ブランチやランチを済ませてからチェックアウトすることもできます。
先日、静岡県の伊豆市にある「伊豆マリオットホテル修善寺」に宿泊した際には、チェックアウトを延長してもらって岩盤浴を楽しんできました!
SPGアメックスの優れたポイントプログラム
SPGアメックスでクレジットカード決済をすると、その決済額100円につき3ポイントが付与されます。
さらにゴールドエリート特典として1米ドルにつき12.5ポイントが付与されるので、利用金額100円につき合計18.5ポイント相当が貯まります。
そして、注目すべきはそのポイントの使い勝手が良いところです。
マリオット・インターナショナルのホテル宿泊に使えるだけでなく、JALやANAをはじめとする40を超える航空会社のマイルに交換できるので、お得に旅行したい陸マイラーにとっては抜群に使い勝手が良いポイントプログラムなのです。
しかもポイントの有効期限が実質無期限なので、貯めやすく使いやすいポイントプログラムでもあります。
- マリオット・インターナショナルのホテルに宿泊できる
- 最強のマイル交換プログラム
- 有効期限が実質無期限
マリオット・インターナショナルのホテルに宿泊
貯めたポイントを使ってマリオット・インターナショナルのホテルに宿泊できます。
宿泊に必要なポイント数はホテルのカテゴリー(グレード)によって設定されており、最低5,000ポイントから宿泊できます。

マリオット・インターナショナルのホテルは世界中に7,500以上もあるので、日本国内はもちろんのこと、海外旅行で訪れる国々でも利用できるホテルを見つけることは難しくありません。
例えば、東京にあるホテルとそのカテゴリーはこんな感じです。
ホテル名 | カテゴリー |
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテル | 8 |
ザ・リッツ・カールトン東京 | 8 |
ウェスティンホテル東京 | 7 |
シェラトン都ホテル東京 | 5 |
ザ・プリンス さくらタワー東京 | 6 |
東京マリオットホテル | 6 |
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル | 7 |
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル | 5 |
コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション | 6 |
メズム東京 オートグラフ コレクション | 6 |
ACホテル東京銀座 | 5 |
モクシー東京錦糸町 | 5 |
例えばSPGアメックスで200万円決済したとすると60,000ポイントが貯まります。
60,000ポイントあれば、東京屈指の高級ホテルに泊まったり、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに滞在してディズニーリゾート、なんてことが出来るのです。
最強のマイル交換プログラム
貯めたポイントを航空会社のマイルに交換できます。
SPGアメックスの他にもポイントをマイルに交換できるクレジットカードはありますが、SPGアメックスのマイル交換プログラムは他とは違って凄いんです。
まず凄いのが、交換できる航空会社が40以上あることです!
ちょっと長くなりますが、この記事を書いている時点で44社ある交換先リストを載せておきます。
航空会社 | 交換比率 | |
1 | エーゲ航空 | 3:1 |
2 | アエロフロート ボーナス | 3:1 |
3 | エアロメヒコ クラブプレミエ | 3:1 |
4 | エアカナダ アエロプラン | 3:1 |
5 | エアチャイナ フェニックスマイル | 3:1 |
6 | エールフランス/KLM フライングブルー | 3:1 |
7 | ニュージーランド航空Airpoints | 200:1 |
8 | アラスカ航空 Mileage Plan | 3:1 |
9 | アリタリア航空ミッレミリア | 3:1 |
10 | ANAマイレージクラブ | 3:1 |
11 | アメリカン航空 | 3:1 |
12 | アシアナ航空アシアナクラブ | 3:1 |
13 | アビアンカ航空 LifeMiles | 3:1 |
14 | ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club | 3:1 |
15 | アジアマイル | 3:1 |
16 | 中国東方航空イースタンマイルズ | 3:1 |
17 | 中国南方航空 | 3:1 |
18 | コパ航空 ConnectMiles | 3:1 |
19 | デルタスカイマイル | 3:1 |
20 | エミレーツスカイワーズ | 3:1 |
21 | エティハド ゲスト | 3:1 |
22 | フロンティア航空EarlyReturns | 3:1 |
23 | 海南航空 | 3:1 |
24 | ハワイアン航空 HawaiianMiles | 3:1 |
25 | Iberia Plus | 3:1 |
26 | 日本航空 (JAL) マイレージバンク | 3:1 |
27 | ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege | 3:1 |
28 | ジェットブルー航空TrueBlue | 6:1 |
29 | 大韓航空スカイパス | 3:1 |
30 | LATAM航空 LATAMPASS | 3:1 |
31 | Multiplus | 3:1 |
32 | カンタス フリークエントフライヤー | 3:1 |
33 | カタール航空プリビレッジクラブ | 3:1 |
34 | サウディア航空 | 3:1 |
35 | シンガポール航空クリスフライヤー | 3:1 |
36 | 南アフリカ航空 Voyager | 3:1 |
37 | サウスウエスト航空 Rapid Rewards | 3:1 |
38 | TAPポルトガル航空 | 3:1 |
39 | タイ国際航空 | 3:1 |
40 | ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles | 3:1 |
41 | ユナイテッド航空マイレージプラス | 3:1.1 |
42 | ヴァージンアトランティック航空Flying Club | 3:1 |
43 | ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | 3:1 |
日本を代表するJALとANAはもとより、エールフランスやアメリカン航空、アシアナ航空、ブリティッシュ エアウェイズ、キャセイパシフィック、デルタ航空にユナイテッド航空などなど、日本で馴染みのある航空会社がほとんど交換対象になっています。
そして、気になるマイルへの交換率は、ほとんどの航空会社で、
3ポイント=1マイル
で交換できます。
SPGアメックスの決済額100円につき3ポイント付与なので、
決済額100円=3ポイント=1マイル
となり、決済額に対するマイル還元率は1%です。
さらに、60,000ポイントをまとめてマイル交換すると5,000マイルのボーナスが加算されるスイートディールというものがあります。
その場合、
決済額200万円=60,000ポイント=25,000マイル
となるので、決済額に対するマイル還元率は1.25%に上がります。
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こんなマイル交換プログラムを持つクレジットカードはSPGアメックス以外にありません。
ワンワールドやスターアライアンスといった、いわゆる航空会社アライアンスを考えてマイルを貯める必要もなく、ポイントが貯まったら好きな航空会社のマイルに交換すれば良いのですから、陸マイラーにうってつけの最強のマイル交換プログラムです。
JALマイルの交換率が高い
貯めたポイントをJALマイルに交換した場合、クレジット決済額に対するマイル還元率は1.25%です。
この還元率は、JALマイルが良く貯まるクレジットカードとして知られている「JALカード」や「セゾン・アメックス・カード」と比較しても優秀です。
JALカード 1%(ショッピングマイルプレミアム加入時)
JALカード 2%(ショッピングマイルプレミアム加入&JAL特約店利用時)
セゾン・アメックス・カード 1.125%(SAISON MILE CLUB加入時)
クレジット決済額に対するJALマイル還元率だけで見ればSPGアメックスが最も優秀なクレジットカードと言えますが、年会費が31,000円(税別)と高額であることが難点です。
年会費を出来るだけ安く済ませたい場合には「JALカードとセゾン・アメックス・カードを2枚持ちして使い分ける」のがJALマイル最強だと思いますし、私もこれまではそうしてきました。
そこで重要になってくるのが、SPGアメックスの特典に対して年会費を払うだけのメリットを感じられるかどうか、です。
年会費を許容できるだけのメリットを感じられるのであれば、SPGアメックスはJALマイルを貯めるメインカードの選択肢に加えるべきクレジットカードです。
ポイントを実質無期限で貯められる
貯めたポイントの有効期限が実質無期限であることも見逃せない利点です。
ポイントの有効期限について、公式サイトでは以下のように記載されています。
12ヶ月の間でSPG/マリオット リワード参加ホテルにおける対象となる滞在がない場合、ポイントの獲得(本カードの利用による獲得も含む)や交換がない場合、あるいはSPG会員口座がキャンセルとなった場合には、休眠口座とみなされポイントが失効します。
「ポイントの獲得(本カードの利用による獲得も含む)や交換がない場合」
この記載に注目ですね。
12ヶ月の間にポイントの増減があればポイントは失効しない、つまり、SPGアメックスでクレジット決済をしてポイントを獲得し続ければ、貯めたポイントの有効期限は実質無期限というわけです。
ポイントの有効期限を心配する必要がないので、自分のペースでじっくり大量のポイントを貯めてからまとめて大きく使うことができます。
中途半端に貯まったポイントを無駄にしてしまうこともありません。
ビジネスクラスで行く高級ホテルステイの優雅なバカンス、そんな贅沢な旅行をクレジットカードで貯めたポイントで実現することができるのです。
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マリオット・インターナショナルのホテル1泊無料特典
毎年カードを継続更新するたびに、世界各地のマリオット・インターナショナルのホテル(交換レート1泊50,000ポイントまで)で利用できる無料宿泊特典(1泊1室2名まで)がもらえます。
特典利用できるのは1泊50,000ポイント以下で宿泊できるホテルです。
一部の高カテゴリーホテルやピーク時に50,000ポイントを超える場合には利用できませんが、ホテルカテゴリー毎に設定されている宿泊に必要なポイント数を見てわかるとおり、大半のホテルで利用できます。

さらに嬉しいのが、この無料宿泊特典を利用できない、いわゆるブラックアウト日(特典除外日)が無いことです。
祝日や大型連休期間などの繁忙期でもスタンダードルームに空室があればいつでも利用できるので使い勝手が良い特典です。
例えばどのようなホテルに泊まれるのかを具体的に見てみましょう。
もず
私が好きな沖縄で検索してみると、マリオット・インターナショナルのホテルが4つありました。

カテゴリー6の「オキナワ マリオット リゾート&スパ」ならスタンダード時期でも泊まれますね。
カテドリー7の「ルネッサンス・リゾート・オキナワ」と「シェラトン沖縄サンマリナーリゾート」でもオフピーク時期を狙えば泊まれます。
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充実したアメックスの付帯サービス
SPGアメックスはアメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードなので、アメックス独自の充実した付帯サービスを利用できます。
陸マイラー目線では、様々な付帯サービスの中でも旅行に役立つ下記のサービスが特に魅力的です。
空港ラウンジ無料利用
国内外30空港の空港ラウンジを無料で利用できます。
しかもSPGアメックスは同伴者1名も無料で利用できるのです!
空港を利用する時は家族や同僚など同伴者がいることが多いので、同伴者に遠慮することなくラウンジが使えるのは助かります。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の帰国時に、空港から自宅までスーツケース1個を無料配送できます。
旅行傷害保険
アメックスらしく、とても充実した旅行傷害保険が自動付帯(海外旅行)しています。
さらに、旅行代金等をSPGアメックスで支払えば補償内容がさらに充実(利用付帯)したものになります。
保険金の種類 | 自動付帯 | 利用付帯 | |
国内旅行 | 傷害死亡・後遺障害保険金 | 補償なし | 最高5,000万円 |
海外旅行 | 傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療費用保険金 | 最高200万円 | 最高300万円 | |
疾病治療費用保険金 | 最高200万円 | 最高300万円 | |
賠償責任保険金 | 最高4,000万円 | ||
携行品損害保険金 | 1旅行中最高50万円 | ||
救援者費用保険金 | 保険期間中最高300万円 | 保険期間中最高400万円 |
利用する可能性が高いであろう「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の保険金額が比較的高いところが安心です。
海外旅行/航空便遅延費用補償
航空機の遅延や欠航によって必要となるホテルの宿泊費や食事代、預けた手荷物が遅延・紛失した際に必要となる衣類や生活必需品の購入費用を補償する保険がついています。
保険金の種類 | 保険金 |
乗継遅延費用 | 最高20,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高20,000円 |
受託手荷物遅延費用 | 最高20,000円 |
受託手荷物紛失費用 | 最高40,000円 |
海外旅行の際に航空機の遅延や欠航、ロストバゲージなどに遭遇することはありえますので、このような保険が付いていると安心です。
オーバーシーズ・アシスト
海外旅行先でレストランの予約や医療機関の紹介など日本語によるサポートが受けられます。
世界のほとんどの国で24 時間 365 日いつでもフリー・ダイヤルもしくはコレクト・コールでサポートを受けられるので、言葉が通じない海外でのトラブル時に心強いサービスです。
- 航空券の予約、発券の手配、予約の再確認、変更
- ホテルなど宿泊施設の紹介、予約、取消
- レンタカー/リムジン・サービスの案内、予約、取消
- ローカル・ツアーの案内、予約、取消
- レストランの案内、予約、取消
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- パスポート、所持品の紛失・盗難時のサポート
- 電話による簡単な通訳サービス
- 緊急メッセージの伝言サービス
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
SPGアメックスで購入した商品の補償
SPGアメックスで購入した商品に対して様々な補償を受けられます。
その中でもキャンセル・プロテクションは、航空券やホテルの予約など旅行の手配をする機会が多い陸マイラーにとって役に立つ補償です。
急用で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合など、キャンセルにかかる費用を補償してもらえます。
SPGアメックスで購入したものが補償対象となり、同行する予定のあった配偶者の分も併せて補償されます。
- 国内旅行契約、海外旅行契約に基づくサービス
- 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービス
- 航空機、船舶、鉄道、自動車などによる旅客の輸送
- 宴会、パーティー用に供する施設の提供およびそれに付帯するサービス
- 運動、教養などの趣味の指導、教授または施設の提供
- 演劇、音楽、美術、映画などの公演、上映、展示、興行
国内、海外を問わずSPGアメックスで購入した商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、年間最高500万円まで補償されます。
SPGアメックスで購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに返却するれば購入金額を払い戻してもらえます。
SPGアメックスの付帯サービスの詳細などについては、こちらの公式サイトでご確認ください。
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私がSPGアメックスの発行に踏み切った理由
ホテルとマイルに強いSPGアメックスの特典は、陸マイラーにとってすごく魅力的なものであることは間違いありません。
31,000円(税別)の年会費を払うメリットが十分にあると思います。
思うんですけど、
やっぱり31,000円(税別)という金額はクレジットカードの年会費としては絶対額で高いんですよね、、、
そんなこんなで、私もずいぶん前からSPGアメックスを知っていましたし、とても興味を持っていましたが、その発行を見送ってきました。
もず
続いては、そんな私がついにSPGアメックスの発行に踏み切った理由を書きます。
来年のハワイ旅行が豪華になるメリット
私が陸マイラーをやっているのは、できるだけお得に旅行を楽しみたいからです。
「たくさんのマイルを貯めてビジネスクラスで家族旅行をする」
陸マイラーなら誰もが目指す目標に向かって日々がんばってマイルを貯めています。
そして先日、ついにハワイ行きのビジネスクラス特典航空券を発券し、来年の秋に家族でハワイに行くことになりました。
JALマイルを使ってハワイアン航空のビジネスクラスを予約したのですが、それにかかった費用は家族3人でたったの15,360円です。
たったこれだけの持ち出しでビジネスクラスでハワイに行けるなんて、やっぱりマイルってお得です。
もず
本当に陸マイラーを始めてよかった!
飛行機のチケットを確保して次に考えることはと言えば、ホテルをどこにするか?ですね。
飛行機代がこんなに安く済んだこともあって、
「せっかくのハワイ旅行だからホテルはちょっと贅沢にしたい」
という思いがムクムクと芽生えてきました。
そして、
「ずーーーっと気になっていたSPGアメックスを発行するなら今しかない!」
と思い立ったのです。
オアフ島にあるマリオット・インターナショナルのホテルを検索してみると10個もあります。

「シェラトン・ワイキキ」「ロイヤルハワイアン」「シェラトン・プリンセス・カイウラニ」「モアナサーフライダー」聞き覚えのあるワイキキ屈指の高級ホテルが揃う、そうそうたるランナップです。
これらの高級ホテルに泊まることができたら、きっと素晴らしいハワイステイになるだろう!
そのうえ、マリオットボンヴォイのゴールドエリートの特典やサービスを受けられたら最高のハワイ旅行になるに違いない!
もず
「ビジネスクラスで行く高級ホテルステイのハワイ旅行」
いつもより贅沢なハワイ旅行を家族にプレゼントするために、私はSPGアメックスを発行することにしたのです。
陸マイラー最終形態へ進化するメリット
ホテルとマイルに強いSPGアメックスを使いこなすことができれば、陸マイラーとしての活動の幅をこれまで以上に広げられることにも大きな魅力とメリットを感じました。
私は、年に数回、JALの飛行機を利用する機会があるのでJALマイルをメインに貯めてきました。
マイルを効率良く貯めるには、JALやANA、ユナイテッド、デルタなど、どの航空会社のマイルをメインで貯めるのかを決めることが一般的な考え方だと思います。
あっちもこっちもと分散してしまうと、まとまったマイルを貯めることが難しくなるからです。
そして、マイルを貯めるのに選ぶクレジットカードも、JALマイルならJALカード、ANAマイルレージANAカード、というようにおのずと決まってきます。
その結果、陸マイラーの活動は選んだ航空会社のマイルを貯めることに集中したものになります。
それはそれでマイルの貯め方として間違いではありませんが、ひとつの航空会社やアライアンスに縛られてしまうデメリットがあります。
SPGアメックスをメインカードにして活用すれば、そのデメリットを払拭して陸マイラー活動の幅をさらに広げられると考えたのです。
・40以上の航空会社のマイルに交換できるから
→特典航空券の獲得チャンスが増える
→航空会社に縛られずにマイルを貯められる
・実質無期限でマイルを貯められる
従来のデメリットが払拭されることで、特典航空券を利用する際の自由度が増すことを期待しています。
これまでの、
JALマイルが貯まったらJALの空席を探して特典航空券を発券する、
という考え方から開放されて、
ポイントが貯まってから特典航空券を予約できる航空会社を探して発券する、
という考え方が出来るようになるのは陸マイラーにとって大きなメリットです。
陸マイラーをはじめた理由はお得に旅行を楽しむためなので、旅先でのホテルステイを充実させることができれば、それもまた陸マイラーとしての活動の幅を広げることになります。
貯めたポイントや無料宿泊特典でマリオット・インターナショナルの高級ホテルに滞在し、ゴールドエリート会員の特典を活用して旅先でのホテルステイを存分に楽しむつもりです。
「高級ホテルに泊まって宿泊代が高くなってしまったら、ぜんぜんお得じゃないのでは?」
という考え方もあるかもしれませんが、私にとっての「お得」は「単に安い」ということではなく「より良いものを安く利用したい」という考え方なので、私にはSPGアメックスが適していると判断しました。
「SPGアメックスを駆使して飛行機とホテルの両方をお得に利用して旅行を楽しむ」
これが私が目指すべき陸マイラーとしての最終形態であり、それに大きな魅力とメリットを感じたのです。
- SPGアメックスで実質無期限にポイントを貯める
- 貯めたポイントで飛行機とホテルの両方をお得に利用する
- 航空会社に縛られることなく特典航空券を利用する
もず
「陸マイラー最終形態」への進化を遂げて、今後の陸マイラー活動の幅を広げていきます!
そして、それで得られた体験やノウハウをブログで発信していくことで、陸マイラーブログとしてもさらに成長していきたいと考えています。
SPGアメックスをお得に新規発行する方法
この記事をご覧になってSPGアメックスに興味を持たれた人向けに、SPGアメックスをお得に新規発行する方法をご紹介します。
アメックス公式Webに直接アクセスして申込むと損してしまうのでご注意ください。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

マイルを活用してお得に旅行したい!
世の中には知らないことがたくさんあります。
私にとっては「マイルの魅力」もそのひとつでした。
マイルに出会うことが無かったら、ビジネスクラスでハワイに家族旅行するなんてことも無かったことでしょう。

これからもマイルやクレジットカードのことを勉強して、家族との旅行をお得に楽しみたいと思います!
このブログ「マイルトリッぷらす」ではJALマイルを中心に、マイルやクレカなどの旅行に役立つ情報を発信していますので、よろしければまたお越しください。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
特典航空券に交換できるほどの大量のマイルってどうやって貯めれば良いの?という人は、まずはこちらの記事から読んでみてください。

JALマイルを獲得することをメインで行って、後にSPG AMEXに開眼する点で私も同感です。質問は、JALマイルの還元率は特約店2%で高く、WAON1.5%が準じます。1%決済はAMEXを使用だと思いますが、これだとAMEXの決済量がなかなか増えません。
それならすべての決済をAMEXで、JALマイルはポイントサイトからという手がないわけでありません。
ここをどう考えていますか。ご参考までにお聞かせください。
なかなかJAL決済は捨てづらいですし。。。イオン、ENEOSはよく使うので生活費からマイル化するのが理想だと思いますし。。。
Tatsさん、コメントありがとうございます!
JALマイル獲得をメインとするならJALカード特約店での決済は2%のJALカードですね。
JALカード特約店ではJALカード、それ以外ではセゾンアメックス(最大1.375%) or SPGアメックス(最大1.25%)、この使い分けが最適だと考えております。
SPGアメックスはマリオット系のホテルを利用することで最大限の威力を発揮すると思いますので、マリオット系ホテルの利用頻度でSPGアメックスを持つかどうかを決めるのが良いでしょう。マリオット系ホテルでSPGアメックス決済すれば100円=18.5ポイント貯まるのも魅力です。
マリオット系ホテルに興味がないならJALマイル還元率が最大1.375%になるセゾンアメックスの方がリーズナブルだと思います。
ということで、普段の支出でJALマイルをメインに貯めるなら、JALカードとセゾンアメックス or SPGアメックスの2枚持ちが最適だと考えており、おすすめしております。
https://www.miler-nabj.com/entry/happi-jalcard-saisonplatinum-20180706
ご回答ありがとうございます。文面より「ポイントが貯まってから特典航空券を予約できる航空会社を探して発券するという考え方が出来るようになる」、すべての決済をSPG AMEXへの集中決済に切り替えられたと思いました。
マリオット宿泊決済のSPG AMEXなら約18.5%(6+12.5)かつ1.25%(60000ポイント)ならば23.125%でJALマイル換算で7.7%という驚異的な還元率ですね。しかも期限無し。
今後の併用していくと思います。
Tatsさん、誤解を招く文章力で申し訳ありません。
JALマイルを貯めるうえでJALカードは必携として、日ごろの支払いを集中する”メインカード”をSPGアメックスにした、ということでした。
コメントありがとうございました。