JALマイルが貯まるクレジットカードと言えば、真っ先にJALカードを思い浮かべる人がほとんどかと思いますが、実はJALカードよりもマイルがよく貯まるクレジットカードがあります。
それは、
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
です。
ショッピング利用額に対して1,000円=11.25マイル(100円=1.125マイル)が貯まるので、普段のクレジットカード支払いでJALマイルが良く貯まります。
飛行機に乗る機会が少なく、普段のクレジットカード支払いでマイルを貯めたい人には有力候補になるクレジットカードです。
この記事ではセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードの特長とメリットを丁寧に解説していますので、クレジットカード利用をメインにJALマイルを貯めたい人は是非お読みください。
スポンサーリンク
セゾンアメックスカードはJALカードよりマイルが貯まる
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは「SAISON MILE CLUB」に登録することでショッピング利用額に対して1,000円=11.25マイル(100円=1.125マイル)が貯まります。
どこで使っても100円=1.125マイルが貯まるので、メインカードとして積極的に使えば、どんどんJALマイルが貯まります。
JALカードはJALカード特約店で利用した時の100円=2マイルが魅力的ですが、JALカード特約店は「イオン、ファミリーマート、マツモトキヨシ、ウエルシア、ENEOS」などの限られたものなので、これらJALカード特約店の利用が多い人なら有利ですが、それほど多くないのなら100円=1マイル以上の還元率は望めません。
それに比べて、セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードはどこで使っても100円=1.125マイルが貯まるので、その点でJALカードよりもマイルが貯まりやすいと言えます。
JALの飛行機に乗る機会がほとんど無く、主にクレジットカード利用でJALマイルを貯めたい人にはセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。
普段の生活で発生する食費や光熱費、洋服代やレジャー費、スマホ代などのありとあらゆる支払いをこのカードに集約して、例えば年間で200万円の支払いをすると22,500マイルが貯まります。
20,000マイルあればグアム往復の特典航空券を獲得できるので、マイルを貯めて海外旅行も夢ではありません。
セゾンアメックスカードでSAISON MILE CLUB登録すればJALマイル還元率1.125%
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンが発行すクレジットカードなので、通常だと永久不滅ポイントが貯まります。
セゾンゴールドアメックスとセゾンプラチナアメックス(ビジネス含む)の永久不滅ポイント付与率は、国内利用で1,000円=1.5ポイントです。
永久不滅ポイントは、200ポイント(1,000円相当)=500マイル(1ポイント=2.5マイル)でJALマイルに交換できますが、それだと1,000円=1.5ポイント=3.75マイル(0.375%)しか貯まりません。
このカードでJALマイルを効率良く貯めるにはSAISON MILE CLUBへの登録が必須で、それによって1,000円=11.25マイル(1.125%)という高いマイル還元率になります。
自動的にお得にJALマイルが貯まるSAISON MILE CLUB
SAISON MILE CLUBに登録すると、ショッピング利用額に対してJALマイルと優遇ポイント(永久不滅ポイント)の2つが貯まるようになります。
- ショッピング利用額の1,000円ごとに10マイルが自動的に貯まる
- 「SAISON MILE CLUB 優遇サービス」で永久不滅ポイントが2,000円ごとに1ポイント貯まる(1,000円=0.5ポイント=1.25マイル)
優遇ポイントとしてもらえる永久不滅ポイントをJALマイルに交換すれば、自動的に貯まる10マイルとの合計で1,000円ごとに11.25マイル(1.125%)になります。
例えば、カードの年間利用額が80万円だとすると9,000マイル貯まる
セゾンアメックスのSAISON MILE CLUBは他のセゾンカードも合算でマイルが貯まる
SAISON MILE CLUBは、他に持っているセゾンカード(永久不滅ポイント対象カード)のショッピング利用額も合算されてJALマイルが貯まります。
公式サイトには以下のように記載されています。
永久不滅ポイント対象カードをお持ちの場合、全てのショッピングご利用分がまとめてJALのマイルでたまります。他にお持ちの永久不滅ポイント対象カードのショッピングご利用金額も合算されます。ただし、以下のカードのご利用は、合算対象外となります。
- 発行会社の異なるカード
- みずほマイレージクラブカードセゾン
- みずほマイレージクラブカードセゾン Suica
- みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- ヤマダ LABI ANA マイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
- みずほマイレージクラブカード
- みずほマイレージクラブカード/ANA
- みずほマイレージクラブカード ゴールド
- セゾンゴールドプレミアム
- セゾンゴールドプレミアム・アメリカン・エキスプレス・カード
三井ショッピングパークカードやMUJIカード、パルコカードなど、他のセゾンカードのショッピング利用分も合算されてJALマイルが貯まります。
これを利用して、例えばアメックスが使えない時のサブカードを他のセゾンカードで作っておくとか、PASMOのチャージで永久不滅ポイントが付くセゾンカードを作ってPASMOチャージでもJALマイルを貯めるとか、複数のセゾンカードを組み合わせて持つことでJALマイルをさらに貯めやすくなります。
その他にも、この合算ルールを活用することで様々なメリットが生まれて、よりお得にJALマイルを貯めることができます。
こちらの記事でSAISON MILE CLUBの活用術をまとめていますので、是非こちらもご覧ください。
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードの種類
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードでJALマイルが貯まる仕組みを解説してきましたが、ここで改めてセゾンアメックスカードの種類について整理しておきましょう。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンコバルト・アメリカン・エキスプレス・カード
この中でSAISON MILE CLUBに登録できる、すなわち還元率1.125%でJALマイルを貯められるカードは以下の3つだけです。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
この3つのうちで最もおすすめなのは、年間維持費のコスパが良いセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードです。
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは、JALマイルに強いだけではなく旅行に役立つトラベルサービスが充実しているのも魅力的です。
成田空港や羽田空港などの国内主要空港やダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)のラウンジを無料で利用できます。
さらに、海外での500以上の都市、130以上の国や地域で1,000ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を発行することも可能です。(ゴールドは優遇年会費、プラチナは無料)
空港から自宅にスーツケースを配送してくれる「手荷物無料宅配サービス」もついているので、お土産で荷物が多くなってしまった時やお子様連れで荷物の運搬が大変な時などに助かりますね。
そして、セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは他のクレジットカードに比べて海外旅行保険(利用付帯)が充実しているところにも注目してください。
特に、航空機遅延費用補償でされる費用の範囲が宿泊費、食事代、交通費、国際電話等通信費と幅広く、本家のアメックスカードよりも充実しているので、海外旅行保険を重視する人には、その点でも魅力的なクレジットカードです。
私は実際に航空機遅延費用補償で助けられた経験があります。
スポンサーリンク
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
ゴールドはSAISON MILE CLUBの登録料9,000円(税別)が年会費とは別にかかるので、年会費10,000円と合わせると年間維持費は19,000円(税別)になります。
年間維持費が19,000円(税別)は、正直言って高いのでおすすめしません。
この後に出てくるプラチナの年年間維持費が20,000円(税別)なので、そちらを選択するのが正解だと思います。
ゴールドカードとしての付帯サービスは充実しているので、年会費10,000円の単なるゴールドカードとしてなら良いカードなんですけどね…
- 主要空港のラウンジが利用できる
- 海外/国内の旅行保険が充実(家族カード会員にも同じ補償内容、家族特約もあり)
- 海外旅行時の空港手荷物宅配サービス(帰国時のみ)が無料
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
プラチナカードですが招待制ではなく、申込みで作れるカードですし、ビジネスと言う名前ですが会社勤めの人など誰でも申し込めます。ビジネス関連の決済だけではなく、日常の生活費などの決済にも使えますし、追加カード(家族カード)も作れます。
プラチナ・ビジネスはSAISON MILE CLUBの登録料5,000円(税別)が年会費とは別にかかるので、年会費20,000円と合わせると年間維持費は25,000円(税別)になります。
年間維持費が25,000円(税別)はコスパが悪いのでおすすめしません。というのも、無印のプラチナはSAISON MILE CLUB登録料込みの年間維持費が20,000円(税別)なので、そちらの方がコスパが良いのです。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
このカードは以前は招待制でしたが、今は誰でも申し込めるようになっています。
SAISON MILE CLUBの登録料は無料なので年間維持費は20,000円です。
SAISON MILE CLUBに登録できるセゾンアメックスカードの中で、年間維持費のコスパが一番良いので最もおすすめのカードです。
コンシェルジュサービスやプライオリティ・パス(無料)、充実した旅行傷害保険やショッピング保険、ホテルやレストランの優待、空港手荷物宅配サービス(往復無料)といったプラチナカードとしての付帯サービスを備えており、それらは家族カード会員(年会費3,000円+税)も同様にサービスを利用できるので、コストパフォーマンスが抜群に良いプラチナカードとしての魅力もあります。
本気でJALマイルを貯めるならセゾンアメックスとJALカードの2枚持ちがおすすめ
JALマイルを貯めるなら「JALカード」というイメージが強いかも知れませんが、使う人によってはセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードの方がJALマイルが貯まります。
特に、飛行機に乗る機会がほとんどない人にはセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードをメインにJALマイルを貯めるのがおすすめです。
ただし、その場合でもJALカードを持っておくことを強くおすすめします。
なぜなら、JALカードとセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードをうまく使い分けることで、さらに効率的にJALマイルを貯めることができるからです。
もしあなたが本気でJALマイルを貯めたいと考えているなら、2枚持ちのメリットを解説しているこちらの記事も読んでみてください。
セゾンアメックスカードをお得に新規発行する方法
この記事を読んでさっそくセゾンアメックスカードの新規申し込みをしようとしている人がいるかも知れませんが、申し込みをする前にもう少しだけお付き合いください。
セゾンアメックスカードをお得に新規発行する2つの方法をお教えいたします。
- ポイントサイト経由で申し込む
- 既にセゾンアメックスカードを持っている人の紹介で申し込む
スポンサーリンク
ポイントサイト経由で申し込む
クレジットカード会社のWebサイトにアクセスして新規申し込みをする際、そこにほんのひと手間をかけるだけで得する方法があることをご存知ですか?
それは、ポイントサイトを経由してクレジットカードを申し込む方法です。
ポイントサイトを経由してクレジットカードを新規発行すれば、現金や電子マネー、AmazonやiTunesのギフト券、マイレージなどに交換できるポイントがもらえるので、その分お得なのです。
1枚のクレジットカードを新規発行するだけで数千円~10,000円相当くらいのポイントをもらうことができますので、ご興味がある人はこちらの記事を読んでお試しください。
セゾンアメックスカードはポイントサイトに掲載が無いこともあるので、その場合は次に紹介する、既に持っている人から紹介を受ける方法がおすすめです。
セゾンアメックスカードを持っている人からの紹介で申し込む
既にセゾンアメックスカードを持っている人からの紹介で新規発行して条件をクリアするとAmazonギフト券がもらえるのでお得です。
- セゾンゴールド・アメックスカード
入会翌々月末までに10万円以上利用でAmazonギフト券10,000円プレゼント - セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカード / セゾンプラチナ・アメックスカード
入会翌々月末までに20万円以上利用でAmazonギフト券12,000円プレゼント
紹介してもらえる人がまわりにいらっしゃらない場合は、ぜひ私から紹介させてください!
こちらの私の紹介リンクをよろしければご利用ください。
マイルを活用してお得に旅行したい!
世の中には知らないことがたくさんあります。
私にとっては「マイルの魅力」もそのひとつでした。
マイルに出会うことが無かったら、ビジネスクラスでハワイに家族旅行するなんてことも無かったことでしょう。
これからもマイルやクレジットカードのことを勉強して、家族との旅行をお得に楽しみたいと思います!
このサイト「マイルトリッぷらす」ではJALマイルを中心に、マイルやクレカなどの旅行に役立つ情報を発信していますので、よろしければまたお越しください。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
特典航空券に交換できるほどの大量のマイルってどうやって貯めれば良いの?という人は、まずはこちらの記事から読んでみてください。