ソニーWF-1000XM3の飛行機レビュー。映画のセリフがクリアに聞こえるノイキャンが凄い!

ソニーWF-1000XM3の飛行機レビュー。映画のセリフがクリアに聞こえるノイキャンが凄い!

「今まで私が使っていたイヤホンはいったい何だったのか?」

ソニーの完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM3」を飛行機で試した私は、これまで使ってきたイヤホンの全てを否定せざるを得ない衝撃的な体験をすることになった。

これを一度でも使ってしまったら、もう他のイヤホンで満足することは難しいだろう。

そう思わせるほどに素晴らしい、ソニーのノイズキャンセリングイヤホンWF-1000XM3を飛行機で使ってみたレビューをお届けします。

控えめに言ってもこのイヤホンは超おすすめ、最高です!

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WF-1000XM3は理想のイヤホンだった!

WF-1000MX3は理想のイヤホンだった!

私は飛行機で映画を観るのが好きなのですが、機内に備え付けられたヘッドホンを使っているとコードが煩わしくて仕方ありません。

食事をするときにも、トイレで席を立つときにも、いちいちコードの取り回しに気を使うのがなんとも煩わしいのです。

その煩わしさから解放されるために何か良いワイヤレスイヤホンを買いたいと思っていました。

そして、どうせ買うなら機内のノイズを低減できるノイズキャンセリング機能を搭載したものが良いなと検討した結果、私が購入したのがソニーの「WF-1000XM3」です。

完全ワイヤレスイヤホンでありながらノイズキャンセリング機能搭載、

2019年7月に発売されてから、そのノイズキャンセリング性能を絶賛する声が多いことを知り、

私が欲しかったのはコレだーーー!

これしか無い!!

と購入を決めました。

WF-1000XM3の特徴
  • 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
  • 完全ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質
  • 最長24時間のロングバッテリーライフ
  • 安定した接続性で動画視聴時の遅延も低減
  • タッチセンサーでの本体操作や、左または右の片側だけでの使用も可能

製品仕様などの詳細はこちらのソニー公式Webサイトでご確認ください。

お値段は約2万5千円と安いものではないので、そのお値段なりの価値があるのか?ということが購入するにあたって気になるところですが、実際に使ってみたらそんな心配は無用でした。

ソニーの技術力がたっぷりと詰まったこのヘッドホンが2万5千円なら十分に満足できることでしょう。

私は、本当に買って良かったと思いました!

まさに理想的なイヤホンとの出会いです(^ ^)

細かな使い勝手の良さが光る!

WF-1000XM3の細かな使い勝手の良さが光る!

イヤホンを使わない時にはバッテリーが内蔵された充電ケースにしまっておきます。

充電ケースの上部(フタ)はゴージャス感のある金属的な仕上げ、下部はマットでしっとりした肌触りになっており、全体的に質感の良い仕上がりだと感じます。

この充電ケースがとてもコンパクトなので、常に鞄に忍ばせておいても気にならず持ち歩くことが苦になりません。

充電を意識する必要なし

イヤホン本体のバッテリーで約6時間(ノイキャンON時)、充電ケースで3回充電することで合計24時間のロングライフバッテリーを実現しています。

WF-1000XM3は充電を意識する必要なし

使い終わったらケースにしまっておけば充電されて、次に使う時には満充電になっているので充電することを意識せずに使えます。

10分の充電で90分間使える急速充電もできるので、今のところ使っていて充電切れで困ったことはありません。

今回私は片道約5時間のフライトで使用しましたが、ノイキャンONの状態で片道のフライト中に充電が切れることはありませんでした。

スイッチのオンオフも必要なし

ケースから取り出して耳に装着するとイヤホンのスイッチが入り、ケースにしまえばスイッチが切れます。

WF-1000XM3はスイッチのオンオフも必要なし

充電ケースからイヤホンを取り出して耳に装着する一連の動作をしている間にスイッチが入ってBluetoothの接続が確立されるので、とてもスムースにストレスなく使い始めることができます。

使いやすい充電ケース

充電ケースにイヤホンを戻す時の使いやすさも気に入っています。

何が使いやすいのか?というと、

ケースにイヤホンを入れるためにある程度の距離にまで近づけるとマグネットの力で「カチッ」っと吸い込まれるように収まるのが小気味良いのです。

WF-1000XM3の充電ケースにイヤホンを収納する図
マグネットでカチッと収まる

充電ケースのフタの開閉も「パカッ」「パタン」と軽快に開け閉めできるところにも質感の良さが感じられます。

ささいなことかも知れませんが、毎日使っているとこの様なささいなことへのこだわりが使いやすさに繋がっているのだと実感し、関心します。

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タッチセンサーで洗練された操作感

イヤホン本体の操作スイッチがタッチセンサーになっているのも洗練されていて気に入りました。

WF-1000XM3のタッチセンサー

イヤホン本体の丸い部分がタッチセンサーになっていて、外音取り込みのモード切り替えや再生/一時停止などをタッチ操作できるのが使いやすいです。

WF-1000XM3のタッチーセンサーで操作できる機能

右側はシングルタップで再生/停止、ダブルタップで曲送り、トリプルタップで曲戻し、タップホールドでSiriやGoogleアプリといったスマホのボイスアシスタントを起動できます。

左側はシングルタップで「ノイズキャンセリングモード」「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」「アンビエントサウンドモードOFF」が切り替わり、タップホールドで「クイックアテンションモード」になります。

ノイズキャンセリングモード

騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を生成することで、飛行機のエンジン音などの低音から人の声などの中高音まで、幅広い帯域のノイズを大きく低減するモード。

アンビエントサウンド(外音取り込み)モード

イヤホンに搭載されているマイクで外の音を取り込み、音楽を聴きながら周囲の音を聞くことができるモード。

イヤホンを付けていない時とほぼ同じように外の音が聞こえ、BGM的に音楽が聞こえるような使い心地。

歩きながら使う時やアナウンスなど周囲の音に注意しておきたい時に便利なモードです。

アンビエントサンドモードOFF

ノイズキャンセリングもオフ、アンビエントサウンドモードもオフの状態。つまり、普通のカナル型イヤホンをしているのと同じ状態。

カナル型イヤホン特有の遮音性はあるが、もちろんノイズキャンセリングONほどの静寂は得られない。

正直言って、このモードを使う機会は無いと思います。

クイックアテンションモード

一時的に音楽の音量を絞り、イヤホンの外側にあるマイクで周囲の音を取り込んで聞きやすくするモード。

左側のセンサーをタップホールドすると瞬時に音量が下がり、周囲の音を取り込んで聞きやすくなります。手を離せば直ぐにノイズキャンセリングモードに戻るので、話かけられたときや、アナウンスを聞きたいときにイヤホンを外すことなく対応できる便利な機能です。

機内でCAさんとの会話を試しましたが、問題なく自然に会話をすることが出来ました。

タップホールドをしてからクイックアテンションモードに切り替わるまでに少しタイムラグがあるので、早めにタップホールドしておくのがコツです。

シリコンケースをおすすめします!

充電ケースの表面が傷つきやすそうなので、カバンに無造作に入れて持ち運ぶことにやや不安を感じました。

「上部のフタに傷が付いてしまった(T T)」というレビュー記事をいくつか目にしたので、私はアマゾンでシリコンケースを購入して付けています。

お値段も千円ちょっとですし、装着したフィット感も良く、これをつけておけば気兼ねなくカバンに放り込んでおけるのでおすすめです。

飛行機レビュー!見せてもらおうか業界最高クラスのノイキャン性能とやらを。

WF-1000XM3を飛行機でレビュー

このイヤホンの売りはなんと言ってもソニーが「業界最高クラス」と言い切るノイズキャンセリング性能です。

もともとノイズキャンセリング技術には定評があるソニーが自ら業界最高クラスと言ってのけるんですから期待せずにはいられません。

完全ワイヤレスのカナル型イヤホンでどこまでノイズキャンセリング効果があるのか?それが一番気になるところですね。

さっそく飛行機に持ち込んで、その実力を試してみました!

レビューの舞台はANAの国際線機材ボーイング787-9のビジネスクラス(スタッガードシート)です。

Bluetoothトランスミッターで接続

飛行機のエンタテイメントの音声をWF-1000XM3で聴くためにアマゾンで購入したBluetoothトランスミッター「JPRiDE JPT1」を一緒に持ち込みました。

飛行機で使うBluetoothトランスミッターをネット検索で調べたところ、このJPRiDE JPT1を飛行機で使っている人が多く、定評がありそうだったのでこれにしてみました。

飛行機でBluetoothは使えるの?

ANAの国際線B787では「機器同士のBluetooth接続(ワイヤレスマウスやワイヤレスヘッドホン等)やWi-Fi接続(電子ゲーム機等)は常時ご使用になれます。」とされています。

航空会社や機材による電波に対する耐性の違いなどで電子機器の使用制限対象が異なるため、詳細は利用する航空会社のWebページなどでご確認ください。

使い方は簡単です。トランスミッター(JPRiDE JPT1)を飛行機のイヤホンジャックに接続して電源を入れれば準備完了です。

トランスミッター「JPRide JPT1」で飛行機のエンターテイメントをWF-1000XM3に接続する

少し不格好ですがトランスミッター本体がとても軽量なのでこのようにぶら下げておいても問題ありません。

飛行機のイヤホンジャックが2ピンの場合はこの様な変換アダプターが必要になるので用意しておきましたが、今回は必要ありませんでした。

イヤホンジャック変換アダプター

トランスミッターの電源を入れたらWF-1000XM3とのペアリングをします。事前にぺアリングを済ませておけばイヤホンを充電ケースから取り出して耳に装着すればBluetooth接続が確立されます。

感動レベルの静寂が手に入る!

WF-1000XM3のノイキャンで感動レベルの静寂が手に入る!

WF-1000XM3を耳に装着してノイズキャンセリングが効いた瞬間、機内で響き渡っていたゴオォォォーーーという飛行機独特の低音ノイズがすっと消え去り「静寂」が私を包み込みました。

結論から言うと、

感動レベルの「静寂」が手に入ります

耳からイヤホンを外すとゴオォォォーーーというノイズに包まれ、こんなにも騒がしいところにいたのか、、、と驚くばかりです。

ノイキャンの効果に驚き、何度も何度もイヤホンを付けたり外したりしては「スゲー、これスゲーよ!」と心の中で1人で盛り上がってしまいました(^ ^;)

音楽や映画を再生しなくてもノイキャンは効くので、単に耳栓代わりにすることもできます。

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モードによるノイズの変化を試す

左側のタッチセンサーをタップするたびに「ノイズキャンセリングモード」「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」「アンビエントサウンドモードOFF」とモードが切り替わるので、それぞれのモードによるノイズの変化を試してみました。

映画「トイストーリー4」を鑑賞しながらノイズが軽減されていく様子を感じるために、アンビエントサウンドモード→アンビエントサウンドモードOFF→ノイズキャンセリングモードの順で切り替えていきます。

映画を鑑賞しながらWF-1000XM3のノイキャン性能を試す

ノイズの変化については実際に耳で聞いてみなければ分からないと思いますので上手くお伝え出来るか分かりませんが、つたない擬音表現を駆使して頑張ってみます(^ ^;)

アンビエントサウンドモード

アンビエントサウンドモードはイヤホンのマイクで外の環境音を取り込んでいるのでイヤホンを付けていない時とほぼ同じノイズが聞こえます。

エンジンから聞こえる?「キーーーン」という飛行機独特の高音と、風切り音であろう「ゴオォォォーーー」という低音が響く、皆様も想像がつくであろう「機内の音」が聞こえます。

アンビエントサウンドモードでのノイズは、

キーーーン
ゴオォォォーーー

といった具合です。

アンビエントサウンドモードOFF

アンビエントサウンモードをOFFにすると外の環境音が取り込まれなくなるので、そのぶんノイズが軽減されます。

通常のカナル式イヤホンを付けている状態と同じですが、キーーーン音がかなり軽減されて、ゴオォォォーーーもやや抑えられ、

ヒーーーン
ゴーーーー

くらいの感じになり、これでもかなり静かになる印象です。

ノイズキャンセリングモード

タッチセンサーをタップして「ノイズキャンセリング」というアナウンスが聞こえると同時に、これまで聞こえていたノイズが一変します。

ヒーーーンとゴーーーがほぼほぼ無くなって、

シーーー
サーーー

という空調の風の音くらいに静かになるのです。

飛行機内では「静寂」と言って良いレベルの静けさだと思います。

(おまけ)備え付けのヘッドホンと比較

機内に備え付けられていたヘッドホンでもノイズの聞こえ方を比べてみました。

ANA機材に備え付けのヘッドホン

この機材についていたのはノイズキャンセリング機能がないごく普通のヘッドホンです。

耳を覆う厚めのイヤーパッドが付いていますが、WF-1000XM3と比べてしまうと残念ながら使い物にならないと感じざるを得ないレベルのものでした。

キーーーン
ゴオォォォーーー

がほんの少しだけ小さくなったかな、というくらいで、WF-1000XM3のアンビエントサウンドモードOFFの方がはるかにノイズが軽減されています。

そう言った意味ではノイズキャンセリング機能がないカナル式イヤホンを持ち込むだけでもノイズ軽減に役立つでしょう。

映画のセリフがクリアに聞こえる

ノイズキャンセリングによる静寂によって音質の良さが際立つこともノイキャンイヤホンの大きなメリットです。

映画のセリフがとてもクリアに聞こえるので没入感が高まり、集中して映画を楽しむことができました。

機内で映画を楽しむことをひとつの目的として購入した私にとってはとても嬉しいメリットとなりました。

ただし、ひとつだけ気になったことがあります。それは、Bluetoothトランスミッターの音量レベルが低いせいなのか、飛行機側の音量をかなり上げる必要があったことです。

機内エンターテイメントの音量画面

写真の音量で使っていたのですが、備え付けのヘッドホンだと爆音と言えるくらいの音量です。

使えないことは無いので大きな問題ではありませんが、後日、メーカーに問い合せをしたところ、接続機器との相性があるかも知れないとのコメントを頂きつつ、念のため商品交換をしてくださいました。

次に試す機会があれば情報をアップデートします。

コードの煩わしさからも解放

もちろんワイヤレスイヤホンなのでコードの煩わしさからも無事に解放されました。

食事をしながら映画を観ていてもコードが無いから超快適、コードが無いだけでこんなにも快適なんですね(^ ^)

あまりにも快適すぎて、一度だけつけたままトイレに行ってしまったのですが、トイレの中でも接続が切れることなく音楽が聞こえていました。

ただし、トイレで落としてしまったら大変なので、トイレに立つときは外していくことを強くおすすめします。

自信をもっておすすめしたい完全ワイヤレスノイキャンイヤホン

自信をもっておすすめしたい完全ワイヤレスノイキャンイヤホン

ソニーの完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM3」を飛行機で試したレビューをお届けしました。

ソニーが業界最高クラスと豪語するノイズキャンセリング性能に大いなる期待を寄せて購入しましたが、私の期待を遥かに上回る満足度の高い逸品でした。

こんな小さなものに、何をどう組み込んだらこんな凄いイヤホンになるのか想像もつきませんが、ソニーさんの技術力にただただ脱帽するばかりです。

毎日の通勤電車でも使っていますが、私の中では近年稀にみる「本当に買って良かったもの」となりました。

優れたノイズキャンセリング性能、

完全ワイヤレスの快適性、

コンパクトで持ち歩きやすい携帯性、

そんなイヤホンを探している人に自信をもっておすすめします!

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