JALが子会社として立ち上げた日本初の国際線LCC「ZIPAIR」が、2021年4月1日からポイント会員サービス「ZIPAIR Point Club」を開始しました。
ZIPAIRが発表されて以来、私を含むJALマイラーが気になっていることはただ一つ、
JALマイルでZIPAIRに乗れるのか?
ってことです。
そんなJALマイラーには今回の発表が朗報となります。
JALマイルをZIPAIRポイントに交換してZIPAIRの航空券を購入できるのです!
現在、ZIPAIRはタイ(バンコク)、韓国(ソウル)、ハワイ(ホノルル)に就航しているので、
JALマイルでハワイに行く方法が増えることになります(^ ^)
この記事ではZIPAIRのポイント会員サービス「ZIPAIR Point Club」についての最新情報をまとめています。
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ZIPAIRってどんな航空会社?
ZIPAIRは、JALが国際線の中長距離路線を格安で提供する目的で設立し、2020年10月に運行を開始した国際線LCC(Low Cost Carrier)です。
日本初の国際線LCCで、成田空港を拠点として東南アジアや欧米への展開が計画されています。
2021年4月現在の就航先は、タイ(バンコク)、韓国(ソウル)、ハワイ(ホノルル)の3路線。
まずはアジア圏内での実績を積んでから、その後に北米路線や欧州路線に拡大していく計画ですが、北米路線が実現すれば初めて太平洋を渡るLCCとなります。
JALマイラーとしてはハワイ路線があるのが嬉しいですね(^ ^)
ZIPAIRで使用されている機材は、国際線の主力機として多くの航空会社で採用されているボーイング787です。
座席数は約290席。運賃を下げるためにフルサービスキャリアの約200席に比べて多くなっていますが、通常だと4つあるギャレーを3つに削減して座席ピッチを確保する工夫がされています。
LCCですがエコノミークラスとビジネスクラスの設定があるので、フルフラットになるビジネスクラスのシートでぐっすり眠りながらハワイに飛ぶこともできます。
ビジネスクラスも含めて座席の個人用モニターは有りません。
LCCなので機内サービスは最低限になっています。
- 毛布やアイマスクなどのアメニティは無し
- 機内食と飲み物は有料
- 機内販売あり(免税品やオリジナルグッズ)
- 無料インターネットサービスあり
- 機内エンターテイメントは自分の端末で楽しめる
個人的には無料インターネットと機内エンターテイメントサービスがあれば十分です(^ ^)
ビジネスクラスの機内サービスもエコノミークラスと同じなので、クラスによる違いはシートの違いだけです。
ビジネスクラスの食事は魅力的ではありますが、その分運賃が安くなるなら無くても構わないし、夜発朝着になるハワイへの往路なら機内サービス無しでぐっすり眠る方がむしろ良い気がします。
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ZIPAIRのポイント会員サービス「ZIPAIR Point Club」
ZIPAIRの公式WebページからZIPAIR Point Clubに会員登録(無料)すると、ZIPAIRポイントをためる・使うことが出来るようになります。
ZIPAIRポイントは1ポイント1円相当、有効期間は獲得から1年間です。
貯まったポイントは、ZIPAIRの航空券購入やオプショナルサービスの支払いなどに使えます。
現時点ではZIPAIRのフライト(搭乗)でポイントが貯まる仕組みは無く、今のところはJALマイルとの相互交換が主な使い方になりそうです。
また、年会費5,000円の有料会員制度「ZIPAIR PointClub Plus」もあり、入会すると受託手荷物料金がいつでも30%割引になる特典が追加されます。
名称 | 年会費 | サービス内容 |
---|---|---|
ZIPAIR Point Club | 無料 | ZIPAIRポイントの獲得、利用 |
ZIPAIR Point Club Plus | 5,000円(不課税) | ・ZIPAIRポイントの獲得、利用 ・受託手荷物料金の30%割引 |
会員登録でZIPAIRポイントがもらえる!
ZIPAIR Point Club(無料)に登録すると100ポイント、ZIPAIR Point Club Plus(有料)に登録すると1,000ポイントがもらえます。
私もさっそく無料会員に登録したところ、直ぐに100ポイントが付与されました(^ ^)v
ZIPAIRポイントとJALマイルは相互交換できる
ZIPAIR Point Clubに登録して、JALマイレージバンクとの紐付け登録をすると、ZIPAIRポイントとJALマイルを相互に交換できるようになります。
交換申し込みはZIPAIR Webサイトから。申し込み後、即時で交換されます。
JALマイルからZIPAIRポイントへ交換
3,000マイル、5,000マイル、10,000マイルの3つの単位の組み合わせで交換できます。
1,000マイル単位: 1マイル → 1.0ポイント(1円相当)
10,000マイル単位:1マイル → 1.5ポイント(1.5円相当)
10,000マイル単位で交換すればレートが1.5倍になるので、できる限り10,000マイル単位で交換しないともったいないですね。
交換したZIPAIRポイントは、ZIPAIRの航空券購入や付帯サービス料金の支払いに充てることができます。
- ZIPAIRチケット購入、付帯サービス料金への充当
ZIPAIR公式サイトでのチケット購入、手荷物や機内食などの付帯サービスの購入時に、1ポイントから(1ポイント=1円)利用できます。
- 機内での商品購入代金への充当
ZIPAIR機内で軽食・飲料等を購入する際に、1ポイントから(1ポイント=1円、4月8日から)利用できます。
ポイント残高不足時にはクレジットカードの併用ができます。
ZIPAIRポイントからJALマイルへ交換
最低2ポイントから、2ポイント単位で交換できます。
2ポイント=1マイル(50%)
現時点ではZIPAIRポイントを貯める方法がほとんど無いので、この交換をすることは無さそうですが、、、
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有効期限が切れそうなJALマイルを延命できる
ZIPAIRポイントとJALマイルは相互交換できるので、
期限が切れそうなJALマイルを、
JALマイル → ZIPAIRポイント → JALマイル
と交換すれば期限が切れそうなJALマイルを延命できます。
例えば10,000マイルを交換すれば、
10,000マイル→15,000P→7,500マイル
となります。
75%に目減りしますが有効期限を伸ばせるなら悪くはありません。
本来の想定された使い方じゃ無いとは思いますが、JALマイルの有効期限が切れそうな時に役に立ちます。
JALマイルでZIPAIRの航空券を買うのはお得?
JALマイルの使い道が増えることは嬉しいですが、ZIPAIRポイントに交換して航空券を購入するのはお得なのでしょうか?
ZIPAIR公式サイトには以下のような例が掲載されていました。
ホノルルの例をみると、
ZIPAIRの片道運賃が28,000円の場合、必要なJALマイルは20,000マイルとなっています。
JAL20,000マイルをZIPAIR30,000ポイント(1マイル→1.5ポイント)に交換して28,000円の航空券を買う、ということですね。
2,000ポイント余りますがZIPAIRは受託手荷物が1個から有料なので、それに充てることになるでしょう。
JALのエコノミークラスの無料範囲と同等に1個23kgの荷物を2個まで預けようとすると、@5,500円×2=11,000円なので2,000ポイントでは足りず、それ以上の出費になります。
その一方で、JALのホノルル行きエコノミークラス特典航空券の必要マイル数を見ると片道20,000マイル〜なんですよね。
この数字だけで比較すると、フルサービスを受けられるJAL特典航空券の方がお得に見えちゃいますね。
もちろん、時期や搭乗クラスなどによってZIPAIRの運賃もJAL特典航空券の必要マイル数も変動しますし、JAL特典航空券を基本マイルで確保するのは簡単なことではないので、一概にどちらがお得だとは言い切れません。
自分が利用するタイミングで、その都度、それぞれの運賃や必要マイル数をじっくり比較する必要が有ります。
比較する時には、JALマイルをe JALポイントに交換できることも考慮する必要があります。
e JALポイントも10,000マイルを15,000円相当に交換できて、JALの航空券代金やJALパックのツアー代金の支払いに使えます。
それらを総合的に比較して、自分にとってどの方法が一番マイルを有効活用できるかを比較しましょう。
今のところ、JALマイルをZIPAIRポイントに交換するのがお得、とは言い切れませんが、JALマイルの使い道が増えたことは嬉しいことです。
2021年4月現在、ZIPAIRはホノルル路線を運休しているので運賃を検索できませんが、運行が再開されたらZIPAIRのビジネスクラスでお得にハワイに行くチャンスを探りたいと考えています(^ ^)/
マイルを活用してお得に旅行したい!
世の中には知らないことがたくさんあります。
私にとっては「マイルの魅力」もそのひとつでした。
マイルに出会うことが無かったら、ビジネスクラスでハワイに家族旅行するなんてことも無かったことでしょう。
これからもマイルやクレジットカードのことを勉強して、家族との旅行をお得に楽しみたいと思います!
このサイト「マイルトリッぷらす」ではJALマイルを中心に、マイルやクレカなどの旅行に役立つ情報を発信していますので、よろしければまたお越しください。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
特典航空券に交換できるほどの大量のマイルってどうやって貯めれば良いの?という人は、まずはこちらの記事から読んでみてください。