日本の水際対策が緩和されて海外旅行にも行きやすくなったということで、2022年11月に3年ぶりのハワイに行ってきました。
行きやすくなったとはいえ、歴史的レベルの円安が進む最中だったので、周囲の人たちからは「円安でお金がかかって大変でしょう?」「このタイミングで良く行けるね」などと言われましたが、その心配はご無用、なぜなら私たちの旅費は大人3人で約20万円だから。
まさかハワイ旅行の旅費がそんなに安いなんて普通は思いませんよね。
このサイトではポイ活とクレジットカードを活用して旅行の費用を節約する方法を発信していますが、今回は私が実際に行ってきたハワイ旅行の旅費を実践例として公開します。
また、旅費以外の滞在費(食費など)もお見せしますので、最近のハワイ旅行でかかる費用の参考としてご覧ください。
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ハワイ旅行6泊8日(大人3人)の旅費は約20万円
今回のハワイ旅行の旅費(飲食とショッピングを除く)をまとめると、大人3人分の6泊8日で約20万円でした。
航空券(ANAプレミアムエコノミー 3人分) | 73,680円 |
宿泊費(ワイキキのホテル6泊) | 46,794円 |
タクシー代(ホノルル空港 ⇄ ワイキキ) | 10,258円 |
レンタカー代(3日間) | 40,500円 |
その他(ESTA、海外旅行保険など) | 32,090円 |
合計 | 203,322円 |
普通なら大人3人分の航空券を買うのもままならない金額ですが、これだけ安くできた要因は、航空券はポイ活で貯めたマイルで、宿泊費はクレジットカードで貯めたポイントで、それぞれ賄えたことにあります。
旅費の中で大きな額を占める航空券とホテル代をポイ活とクレジットカードを活用して安く抑えるのが節約のコツです。
私が旅行した時の為替レートは$1=145円くらいの円安でしたが、ポイ活で貯めたマイルとポイントを使うことで金銭的な負担を抑えてハワイを満喫できました(^ ^)v
航空券(ANAプレミアムエコノミークラス 3人分)
ハワイまでの飛行機は、ANAのプレミアムエコノミークラスを利用しました。
ポイ活で貯めたANAマイルを174,000マイル使って特典航空券を予約しました。
マイルの他に燃油サーチャージなどの諸費用として73,680円を支払ったので、それが航空券を確保するためにかかった費用になります。
昨今の燃油サーチャージの高騰が始まる前に予約していたので、支払う諸費用が少なく済んでいるのも節約に効いています。
ハワイまでの往復航空券が1人あたり24,560円ですから、やっぱりマイルって素晴らしい!
これこそが私がポイ活でマイルを貯める原動力になっています。
同じ航空券を有償で購入すると約50万円なので約42万円節約できた!
旅費を節約するコツは特典航空券の準備を1年前から始めること
今回の特典航空券は2022年1月に空席を見つけて予約しました。つまり、出発の9ヶ月前に予約しています。
9ヶ月も前に予約するなんて早すぎない?、と思う人がいるかも知れませんが、旅費を節約するためにはできるだけ早く特典航空券を予約することが重要です。
なぜなら、国際線特典航空券の予約は、JALが出発の360日前、ANAが355日前から開始となるので、出発の約1年前から特典航空券の獲得競争が始まるからです。
せっかくポイ活でマイルを貯めても特典航空券に交換できなければ旅費の節約にはつながりません。
ポイ活でマイルを貯めて、そのマイルで特典航空券を獲得したいなら1年前から準備を始めるのが当たり前、私はそう思って日々ポイ活に取り組んでいます。
当初は成田発着4泊6日の日程で航空券を予約していましたが、後日、予約便が欠航となったため羽田発着6泊8日の日程に変更となりました。費用は変わらずに日程が2日も伸びてラッキー(^ ^)v
宿泊費(ワイキキのホテル6泊)
ハワイでの宿泊は、ワイキキビーチ・マリオット・リゾート&スパとロイヤルハワイアンに3泊ずつ滞在しました。
どちらのホテルもワイキキ屈指の高級ホテルで、特にロイヤルハワイアンはいつかは泊まりたいと憧れていたホテルです。
そんな高級ホテルでもMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード(マリオットアメックスカード)で貯めたポイントを使えば宿泊費を大きく節約して少ない負担で泊まれます。
マリオットアメックスカードで貯まるポイント(主に決済で貯まる)はマリオットグループホテル(マリオットボンヴォイ参加ホテル)の宿泊に使えるので、今回は307,000ポイント使って2つのホテルを3泊ずつ予約しました。
必要ポイント | リゾート料+税金 | 円請求額 | |
ワイキキビーチマリオット(3泊) | 141,000 | $176.97 | 25,623円 |
ロイヤルハワイアン(3泊) | 166,000 | $148.65 | 21,171円 |
合計 | 307,000 | $325.62 | 46,794円 |
ポイントを使うことでルームチャージは無料ですがリゾート料+税を46,794円支払ったので、それが宿泊にかかった費用になります。
ワイキキ屈指の高級ホテルに1泊7,800円で泊まれたことになります。1人あたりだと1泊2,600円ですから、もうタダ同然!
同じ日程の宿泊料金は約64万円なので60万円近く節約できた!
宿泊費 | 円換算 | |
ワイキキビーチマリオット(3泊) | $2,261.33 | – |
ロイヤルハワイアン(3泊) | $2,195.45 | – |
合計 | $4,456.78 | 約640,000円 |
ポイントで予約できるのは一番安いスタンダードの部屋ですが、ワイキキビーチマリオットではプラチナエリート特典でプレミアムオーシャンビューに無料アップグレードされたので、さらにその分節約できた金額が大きくなっています。
私はマリオットアメックスカードの特典(カード決済年間400万円以上)でマリオットのプラチナエリート会員になっているので、このアップグレードもクレジットカードを活用した節約術のひとつです。
マリオットアメックスカードで30万ポイントを貯めるのは簡単とは言いませんが、やろうと思えば誰でも貯められます。なぜなら、マリオットアメックスカードのポイントは実質無期限で貯められるので、長い期間をかけてコツコツと貯められるからです。
マリオットアメックスカードはホテルとマイルに強いおすすめのクレジットカードなので、興味を持たれた方は是非こちらの記事をご覧ください。
JALマイル派の私がマリオット・アメックスカード(SPGアメックス)を継続して持つ理由タクシー代(ホノルル空港⇄ワイキキ)
ホノルル空港とワイキキの往復には事前予約の定額制タクシーを利用しました。
HANAタクシー | $30 | 4,580円 |
チャーリーズタクシー | $39.87 | 5,678円 |
合計 | $69.87 | 10,258円 |
最近は料金が比較的安いUberも人気ですが、我が家は大人3人+Lサイズのスーツケース3個なのでUberだと大きめのXLが必要となって料金が高くなるのでタクシーがベストチョイスだと思っています。
往路は安さ優先のHANAタクシー
ホノルル空港からワイキキへは料金の安さを優先してHANAタクシーを利用しました。
チップと税金込みで1台$30ポッキリなので3人で利用すれば$10/人と乗り合いのシャトルバスよりも安いですし、空港から目的のホテルに直行できるのでストレスもありません。
これまで2回利用した印象は、車はちょっと古めだけどワゴンタイプで問題なし、ドライバーはフレンドリーでこちらも特に問題なし、といった感じです。
ただし、ネット検索すると、時間通りに来なかった、という口コミを見かけたので、私は時間的に余裕のある往路(空港からワイキキ)でしか利用していません。
それと、Webサイトではクレジットカード払いOKとされていますが、私は2回ともクレカ払い端末の不具合で現金で払うハメになりました。わざとなんじゃないかと疑いつつありますが、ネットの口コミではクレカで払えたという声もあるので、私が運が悪いだけなのかも知れません。
それでも$30ポッキリは安いので、今後も利用すると思います。
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復路は確実なチャーリーズタクシー
ワイキキのホテルからホノルル空港へは安心感のあるチャーリーズタクシーを利用しました。
これは完全に私の勝手な私見ですが、前述の通り、HANAタクシーは確実性を欠く口コミがあるので飛行機の時間に遅れるわけにはいかない復路(ワイキキから空港)はチャーリーズタクシーを利用しています。
料金は1台$33の定額で、それにチップと税金が加算されて$39.87でした。
これまで2回利用した印象は、車はHANAタクシーよりも新めで綺麗、ドライバーはフレンドリーかつ丁寧さがありHANAタクシーよりもしっかり教育されていると感じます。
こちらはクレジットカード払いも問題ありませんし、現金払いだと少し安くなると案内もされます。
確実と安心を求めるなら、私はチャーリーズタクシーをおすすめします。
レンタカー代(3日間)
ハワイ滞在の前半3日間はレンタカーを借りてカイルアやノースショア、マノア、カカアコを巡りました。
今回利用したのは日本にもあるワンズレンタカー。日本語対応で安心ということもありますが、料金をdポイントで支払えてお得に利用できることが大きな理由でした。
dポイントで払えるとどうしてお得なのかというと、
ハワイでdポイントを使う場合のレートは1ポイント=1セントです。$1=100ポイント(100円相当)で払えて、これは為替の影響を受けません。
つまり、円安になるほど1ポイントの価値が上がってお得度が増すことになります。
3日間のレンタカー代が$405なので、それをdポイントとクレジットカードで支払った場合で比較するとこうなります。
dポイントで払うことで約18,000円も節約できた!
料金 | 換算レート | 円換算額 | |
dポイント払い | $405 | $1=100ポイント(100円相当) | 40,500円 |
クレカ払い | $405 | $1=145円 | 58,725円 |
このように、円安の時にはdポイントやTポイントなど、海外でも使えるポイントを活用するのも節約の手段として有効です。
他にもあるワンズレンタカーを選んだこんな理由
今回ワンズレンタカーを選んだのは、料金をdポイントで払えること以外にもこんな2つの理由がありました。
ホテルの駐車場は$40/泊くらいするので、2泊分で$80くらい節約できたことになります。
料金的には安くないとは思いますが、慣れない海外での運転や給油の手間などを考えると全部コミコミプランの安心感が魅力的でした。
保険もフル加入なので手続きの説明も簡潔で、出発時の車の傷確認も「保険フルなので必要ないです、行ってらっしゃーい!」という呆気なさ。
返却時のガソリン満タンも不要なので、最終日にガソリンスタンドに寄るタイミングを気にする必要もなく、結果的にはストレスフリーで大正解だったと思います。
国内では対応が悪いという口コミもあるワンズレンタカーですがハワイ店ではそのようなことも無く、気持ち良く快適に利用できました。
その他の旅費
その他の旅費として以下のようなものを含めています。
ESTA(3人分) | $63 | 9,566円 |
海外旅行保険(3人分) | – | 7,200円 |
国際運転免許証 | – | 2,350円 |
SALT at Kakaakoの駐車場代 | $3 | 434円 |
羽田空港駐車場(7泊8日) | – | 12,540円 |
合計 | – | 32,090円 |
ESTA(3人分)
アメリカへの入国に必須のESTA。昨年に$14/人から$21/人に値上がりして家族3人で約1万円は地味に痛い負担でした。
ESTAを申請する際は余計な手数料をとられる代行業者のサイトから申し込まないように注意が必要です。ESTAと検索するとたくさんの代行業者サイトが出てくるので、気付かずに申し込んでしまう人も少なくないようです。
公式サイトのURLはこれ👇
代行業者と見分けるポイントはURLのドメインが.gov(govはgovernmentの略でアメリカの政府や行政機関が使用)になっていること。それと申請費用が$21/人(2023年1月現在)であることを確認しましょう。代行業者は手数料を上乗せしているので申請費用が高くなっています。
くれぐれもお間違えなきようご注意ください。
海外旅行保険(3人分)
コロナ禍の前はクレジットカードの海外旅行保険だけで済ませていましたが、今回は海外旅行保険に加入しました。
私がハワイに行った時点では、ハワイで新型コロナウイルスの陽性反応が出た場合、最低5日間の隔離が必要とされていました。
現地で隔離や入院となってしまうと大きな金銭的負担のリスクがあるので、ここはケチるべきでは無いと判断して加入しました。
損保ジャパンの「off!(オフ)」が家族で加入すると保険料が比較的安かったです。
国際運転免許証
ハワイでは日本の運転免許証のみで運転できますが、私はいつも国際運転免許証も持っていきます。
現地で警察官に運転免許証の提示を求められたり、万が一の事故の際など、英語表記の国際運転免許証があった方がスムーズに対応できるのではと考えてのことです。
まぁ、交通安全のお守りみたいな感覚で毎回持っていきます。
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羽田空港の駐車場代
我が家は東京在住なので、羽田空港へは車で行って、羽田空港の駐車場に車を駐めています。
羽田空港の周辺にいくつか外部の駐車場はありますが、成田空港の周辺ほど安くはないですし、利便性も考慮すると空港直結の駐車場の方が圧倒的にコスパが良いと感じて利用しています。
羽田空港の駐車場はJALカード特約店なので、JALカードで支払うとマイルが2倍貯まります。
旅費以外の飲食費など
旅行に行けば旅費の他にも飲食費やら買い物やらで何かとお金が出ていきます。
最近のアメリカの物価高騰や円安が進む中、ハワイでの滞在費がどのくらいかかるのかが気になっている人もいると思うので、私たちが7日間の滞在で飲食等(洋服や雑貨などのショッピング以外)に使った費用も参考としてお見せします。
7日間の総額は$1,148.39、日本円で約17万円でした。最終日は朝ご飯を食べたら空港に向かっただけなので実質6日間として計算すると1人1日約9,200円です。
ハワイで目にする物の価格は全てが高くて驚きましたが、特に我慢もせずに食べたい物を食べて過ごしたので満足しています。
この他にも洋服や雑貨などのショッピングで飲食費以上の金額を散財しちゃいましたが、その金額は秘密です(^ ^;)
Day3とDay4のワイキキビーチマリオットでの朝食が0円なのは、マリオットのプラチナエリート特典で朝食が無料だったからです。また、Day5〜7の朝食はロイヤルハワイアンのレストランで食べましたが、こちらは無料で食べられる朝食セットに加えてプラチナエリート特典で朝食メニューが割引になったのでパンケーキやエッグベネディクトを食べても比較的安く済みました。
ロイヤルハワイアンではプラチナエリート以上で朝食メニューの割引があって、例えば名物のピンクパレスパンケーキが$27 → $12、エッグベネディクトが$33 → $17とかなりお得に食べられます。
物価が高いハワイで朝食をお得に食べられるのは本当に助かります。
前述の通り、私はマリオットアメックスカードの特典(カード決済年間400万円以上)でマリオットのプラチナエリート会員になっているので、これもクレジットカードを活用した節約術のひとつです。
ハワイ旅行6泊8日の費用総額は約37万円
私がポイ活とクレジットカードを活用して節約したハワイ旅行6泊8日(大人3人)の旅費は約20万円。それに飲食費などの滞在費を加えた総額は約37万円です。
飛行機はANAのプレミアムエコノミークラスで、宿泊はワイキキ屈指の高級ホテル、それでこの金額なら激安ですよね?
航空券(ANAプレミアムエコノミー) | 73,680円 |
宿泊費(ワイキキのホテル6泊) | 46,794円 |
タクシー代(ホノルル空港 ⇄ ワイキキ) | 10,258円 |
レンタカー代(3日間) | 40,500円 |
その他(ESTA、海外旅行保険など) | 32,090円 |
旅費計 | 203,322円 |
飲食費など | 165,854円 |
6泊8日の費用総額 | 369,176円 |
ポイ活で貯めたマイルとクレジットカードで貯めたポイントを活用すれば、ここまで旅費を節約できます。
マイルやポイントを貯めるのは簡単とは言いませんが、手間さえ惜しまなければ誰にでもできるので、ぜひ当サイトで発信している情報を参考にして旅費の節約に挑戦してみてください!
マイルを活用してお得に旅行したい!
世の中には知らないことがたくさんあります。
私にとっては「マイルの魅力」もそのひとつでした。
マイルに出会うことが無かったら、ビジネスクラスでハワイに家族旅行するなんてことも無かったことでしょう。
これからもマイルやクレジットカードのことを勉強して、家族との旅行をお得に楽しみたいと思います!
このサイト「マイルトリッぷらす」ではJALマイルを中心に、マイルやクレカなどの旅行に役立つ情報を発信していますので、よろしければまたお越しください。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
特典航空券に交換できるほどの大量のマイルってどうやって貯めれば良いの?という人は、まずはこちらの記事から読んでみてください。