こんにちは、MOZUです。
2017年11月に行った、台湾旅行記のvol.5です。
前回のvol.4では、午前中は台北で観光、午後には新幹線で台中まで日帰り、という我ながらアクティブな大移動を実行した台湾旅行4日目の様子を書きました。

台湾旅行記の最終回となる今回のvol.5では、台湾旅行の5日目に訪れた台北101について書きます。
台北101は、2日目に訪れた十分に次いで、行って良かった超おすすめの観光スポットです!
スポンサーリンク
台湾一の超高層ビル「台北101」

台湾一の高さを誇る「台北101」!
今回の台湾旅行で必ず行こうと楽しみにしていた観光スポットのひとつです。
台北101は展望台が有名ですが、ショッピングモールや飲食店、オフィスなどが入る商業ビルです。
地上101階建てのビルであることがその名前の由来になっており、その高さは509.2メートル、2007年にドバイの超高層ビル「バージュ・カリファ」に抜かれるまでは世界一高いビルとしてギネスブックに認定されていました。
ちなみに、バージュ・カリファは206階建て、高さは828メートルです。
アクセス
台北101がある場所は台北市の信義新都心エリア、MRT淡水信義線の台北101/世貿駅で下車すれば目の前、またはMRT板南線の市政府駅からも徒歩15分くらいで行くことができます。
私たちが宿泊していたホテル(グリーンワールドホテル忠孝)からは、MRT板南線市政府駅からのアクセスが便利だったので、お散歩がてらそのルートで行きました。
MRT板南線の市政府駅に着いたら3番出口を出て、スマホの地図を頼りに台北101の方角を探しました。
すると、ビルの間に台北101を発見!
さすが台湾一高いだけあって、すぐにその姿を見つけることが出来ました。
見つけてしまえばこっちのもの♪
後はその方角に歩いて行きましょう。
歩みを進めるたびに台北101がどんどん近づいて来ます。
どんどんその姿が大きくなっていく台北101を見ながらのお散歩はとっても楽しくて、つい興奮してたくさんの写真を撮ってしまいました。
ビルの形を良く見ると、上の方は台形をひっくり返した形が8個積み重なった形をしています。
後で調べたところ、中国で縁起が良い数字とされる8にあやかって、8層おきに8個の節があるデザインになっているそうです。
その節があることで遠くから見たビルの外観は竹のようにも見えますが、竹も中国では縁起が良いとされる植物で、それにもあやかっているそうです。
この節の部分から盛大に花火が噴出す年越し花火を毎年やってると言うんですから驚きです。

なんという迫力でしょう!
こんな街中で、この規模の花火、日本では考えられない光景ですね。
チャンスがあれば、一度は見ておきたいものです。
さらに、台北101が建っている場所は風水的に台北で一番良い場所なんだとか。
とても縁起が良さそうな建物なので、パワースポットとも言えるのかな?
行くだけで御利益がありそうですね!
台北101に向かう道すがら、黄色い自転車がズラッと並ぶ光景に出くわしました。
これは、「YouBike」というレンタル自転車です。街中で乗ってる人を良く見かけました。
主にMRTの駅前にレンタルステーションがあるので、これを使えばMRTで移動した先での行動範囲が広がって便利そうです。
必ずしも借りたところで返す必要は無く、利用料金も30分毎に10元(約40円)という安さなので、使い方次第ではかなり有効な移動手段になりそうです。
Easy Cardで事前に会員登録をしておくかクレジットカードで利用することが出来るそうなので、今度台北に行く機会があったら是非ともチャレンジしたいと思います。
台北101の真下に到着!
真下に来ると、その高さに圧倒されます。
見上げても一番上の方は見えません。見上げる首が辛い、、、
写真で上まで収めるためには、ほぼ地面の高さからのローアングルで構える必要があるので四苦八苦しながらようやく写真に収めました。
展望台へ
さっそく89階にある展望台に昇りましょう!
混雑を避けるために展望台がオープンする9時に到着するように来ました。
そのため、まだショッピングゾーンは開店前だったので1Fの入り口が開いておらず、エスカレーターで一つ降りた地下の入り口からビル内に入りました。
地下1階~6階は有名ブランドショップなどが入っているショッピングモールになっています。
開店前なので、ショッピングモールの中は静まり返っていました。
そのショッピングモールの中を抜けて、5階にあがると展望台のエントランスがあります。
エントランスから中に入るとチケットカウンターがあるので、まずはここでチケットを購入します。
まだオープンしたばかりなのでガラガラでしたが、行列のためのポールが用意されているところを見ると、時間が経つにつれて混雑してくるのでしょう。
展望台の料金は大人600元(約2,300円)、台湾の物価からすればお高い料金です。
JCBカードで払うと入場料が5%引きになるので、JCBをお持ちの方は必ず持っていきましょう。
もちろん、私もJCBで払いました。
この時点で、展望台への待ち時間は5分。
チケットを購入してエレベーターへの順路を進んでいくと、その途中に記念撮影のブースがあります。
問答無用で撮影されて後で購入を勧められる、観光地あるあるのあれです。
写真の販売ブースは展望台のフロアにありました。
最初は買うつもりは無かったのですが、台北101の風景写真と合成されたなかなか良い写真に仕上がっていたので、旅の記念に買ってしまいました。
写真のお値段は2枚セットで600元(約2,300円)、これまた台湾にしてはお高めの観光地プライスです。
スポンサーリンク
世界最速エレベーター
記念写真の撮影を済ませたら、いよいよ、展望台へのエレベーターに乗ります。
エレベーターの乗り口にはギネスの認定書が飾ってありました。
この台北101の展望台に上るエレベーターは、世界最速の超高速エレベーターとしてギネスブックに認定されていました。
されていた、、、
また過去形、、、
世界最速エレベーターの記録も2007年にドバイの超高層ビル「バージュ・カリファ」に抜かされてしまったそうです、、、恐るべしバージュ・カリファ。
エレベーターの中には上昇していく様子を示す液晶モニターがあるのですが、その上がっていくスピードが早いってもんじゃない!驚きました。
5階のエントランスフロアから展望台がある89階までたったの37秒で到達します。
本当にこんな速さで上がっているのか?
液晶画面で演出しているだけなんじゃないの?
と疑いたくなるほどの速さです!
そのスピードは毎分1010m、時速にして約60km/hだそうです。
そんな速さで上昇すると気圧差による耳の痛みが心配ですが、このエレベーターには世界初の気圧制御装置がついていて、乗客の耳詰まりを大幅に軽減しているそうです。
この凄いエレベーターは、我が国、日本の東芝製とのこと。
やっぱり日本の物作りは世界に誇れる凄い技術なんだと嬉しくなりました。
室内展望台
あっと言う間に展望台に到着!
エレベーターを降りてフロアに進むと、明るく開放的な景色が目に飛び込んできます。
地上382メートルの高さにある展望台からの景色は圧巻の一言。
全面ガラス張りになっているので、空から台北の街並みを見下ろしているような爽快な気分を味わえます。
天井から床までガラス張りなので、フロアの端に行くと高所恐怖症ではない私でも少し怖いと感じるくらいですが、台湾一の高さから見る360度の大パノラマは一見の価値ありです!
台北101のWebページで360度パノラマを疑似体験することができますよ。
屋外展望台
ここ台北101の展望台は、屋内だけじゃないんです。
なんと、89階の室内展望台のさらに上、91階に屋外展望台もあるんです!
この高さで屋外?!
風が強そうだけど外に出られるの?
と思いつつ、もちろん、せっかくなので行ってきました。
室内展望台から屋外展望台に続く階段を上がります。
屋外展望台の高さは388メートルなんですね。
この日は比較的良い天気で、ほとんど風もなくラッキーでした。
とても綺麗な空が視界一面に広がって、とっても爽快な気分になります。
外の空気を感じられるので、室内展望台とは違った開放感がたまらない!
なんだか空がとても近くに感じます。
見上げると、台北101の先っぽが見えます。
この位置、高さで外に出られるなんて凄い、と改めて感じます。
そして、こちらが屋外展望台からの大パノラマ。
空と地面の境目が見える、本当に迫力のある素敵な景色にしばらく見入ってしまいました。
写真では伝わらないかも知れませんが、本当に空に立って眺めているような、そんな絶景です。
台北を訪れたら、是非、台北101に上って、この屋外展望台からの絶景パノラマを見ることをお勧めします!
スポンサーリンク
ウィンドダンパー
展望台からの景色を堪能した後に、帰りのエレベーターに向かう順路を進んで階段を降りていくと、その途中にもうひとつ台北101の見所があります。
その見所が、この「ウィンドダンパー」。

なんだかスターウォーズのワンシーンに出てきそうな男心をくすぐるかっこ良さがありませんか?
超高層の台北101を地震や暴風による揺れから守るためにウィンドダンパーという防風耐震装置が備わっており、それを見ることができます。
直径5.5m、重さが660トンの巨大な鉄球が台北101の87階から92階の吹き抜け空間に吊り下げられていて、ビルが揺れると、この鉄球が揺れて、鉄球に接続されているダンパーが衝撃エネルギーを吸収してビルの揺れを押さえる仕組みです。

室内展望台がある89階からは、吊り下げられている吹き抜けを上から覗き込む形で見ることができるので、 風の強い日だと鉄球が揺れているところを見られることもあるそうです。
このウィンドダンパーからデザインされた台北101のキャラクターがいて、色々なお土産グッズが販売されていました。
その名は「ダンパーベイビー」。

台北101のあちこちでこのダンパーベイビーを見かけるのですが、ウィンドダンパーを見る前は「なんでタコのキャラクターなんだろう?」と不思議に思っていましたw
下りエレベーター待ち
屋外展望台やウィンドダンパーに夢中になってしまい、気づけば予定していた滞在時間をとっくに過ぎていました。
急いでエレベーターで降りようとしましたが、帰りのエレベーター待ちが想定外に長い、長い。
片道37秒の高速エレベーターのはずなのに、下りのエレベーターはなかなか来ないんですよね、、、
上りも下りも同じエレベーターなので、恐らく、上り客を優先して上げるために、下り客を待たせているんだと思います。
ようやく下に降りると、既に長蛇の行列になっていました。
朝の11時でこの行列なので、台北101に来るなら朝一の9時、オープン時にくるのが本当におすすめだと思います。
すっかり予定よりも遅くなってしまったので、タクシーでホテルがある忠孝敦化まで戻りました。
タクシー代は85元(約350円)、台北のタクシーはお安いので気軽に使えて便利です。
帰国
ホテルのチェックアウトを済ませて桃園国際空港に向かうために、まずはMRT桃園空港線の台北駅に向かいます。
荷物が多かったので、ここでもタクシーを使いました。ホテルがある忠孝敦化から台北駅までのタクシー代は175元(約700円)でした。
台北滞在中に何度か台北駅に来ましたが、台北駅の外観を見るのはこれが始めてです。
これは台湾鉄道の台北駅ですが、パッと見だと駅と言うよりは体育館の様な建物ですね。MRT桃園空港線の台北駅は、ここから少し離れた位置にあります。
台北駅は、台湾鉄道、新幹線、地下鉄、MRT桃園空港線それぞれの台北駅が同じエリアにかたまっていますが、それぞれの連絡は結構歩くので、タクシーで行く時にはどの電車に乗りたいのかを運転手に伝えておきましょう。
変なところで降ろされてしまうと、その後歩くのが大変ですからね。
MRT桃園空港線の台北駅に到着。2017年3月に開業したばかりなので、近代的でとても綺麗、空港のような駅です。
桃園国際空港を16:20に出発するキャセイパシフィックのCX522便で成田空港に帰ります。
定刻通りに出発。5日間を楽しく過ごした台湾とお別れです。
また来るよ、台湾!
飛行機の窓から見る景色は、いつ見ても、何回見ても、ずーっと見ていても飽きませんね。
約3時間のフライトを経て、無事、成田空港に到着しました。
これで、4泊5日の初台湾旅行の旅行記はおしまいです。
娘が台湾に留学したことをきっかけに、初めて台湾に行ってきましたが、とても楽しい旅行になりました。
十分でのランタン飛ばし、台湾新幹線、台北101、この3つが特に強く印象に残っています。
観光して良し、食べて良し、物価もお安め、台湾の人は親切、台湾が日本人観光客に人気があるわけですね。
台湾良いところです!
またいつか台湾に行きたいと思います。



